日々の溜まった疲れ目にはどんな栄養素のサプリメントを飲むべき?
本や紙の資料、パソコンの画面を見ていると目が疲れてしまうことがあるかもしれません。疲れ目の症状が軽ければ少し休憩すれば良いですが、それだけでは症状が改善されない場合もあるでしょう。
しかし目に良いとされている栄養素のサプリメントで飲めば、目の状態が良くなるかもしれません。
たとえば目に良い食べ物として、ブルーベリーがテレビや雑誌で紹介されることがあるでしょう。ブルーベリーにはアントシアニンという色素が含まれており、暗いところでも見えやすくするという効果が期待できます。
しかしアントシアニンが眼精疲労や目の不調に良いことを証明する論文は、残念ながら存在しません。そのため目に良いものとして紹介されることがあっても、ブルーベリーの効果には医学的な根拠がないのです。
ブルーベリーの栄養素に頼らなくても、他のものをサプリメントで飲むことで症状が改善される可能性もあります。疲れ目が気になる人には、ビタミンCがおすすめです。
正常な目のレンズの部分には、ビタミンCが多く含まれています。ビタミンCの量が不足してしまうと、目が老化しやすくなるかもしれません。疲れ目の予防のためにも、ビタミンCのサプリメントを飲むと良いでしょう。
重くなった疲労感を軽くしたい場合、ビタミンB1とビタミンB2がおすすめです。ビタミンB1には筋肉の疲れを和らげる効果があると言われています。手や足に筋肉があるように、目にも筋肉があります。その筋肉が疲労してしまうことで、目が重たく感じてしまうのかもしれません。
またビタミンB1には、目の神経の働きをサポートする働きがあるとも言われています。目の疲労感の原因は、ビタミンB1が不足していることにあるかもしれません。
ビタミンB2にはビタミンB1と同じように、目の神経の働きを促進する効果が期待できます。さらに目にある細胞の再生、充血や疲れ目からの回復にも必要だと言われているのです。
二つの栄養素はどちらもビタミンB群に分類されており、どちらもサプリメントによって摂取することが可能です。複数の成分が配合されているサプリメントも発売されているため、ビタミンB群とビタミンCを一度に摂取することも可能でしょう。
なかなか改善されない疲れ目の悩みは、眼科を受診する前にビタミン系のサプリメントを飲むことで改善されるかもしれません。疲れを感じたときは少し休憩し、サプリメントを飲む習慣を身につけると良いでしょう。