サプリメント研究室

 

 

最近は妊娠中に葉酸サプリを飲むのが主流になりつつあります。妊娠するまではほとんどの人が意識しないであろう葉酸とは、どのような働きをもつ栄養素なのでしょうか。ここでは、葉酸サプリメントの特徴や重要性について詳しくご説明します。

 

 

水溶性ビタミンBの一種である葉酸は、代謝に深い関わりを持ちます。代謝とは身体の発育を促すもので、タンパク質や核酸の合成などの働きをもち、細胞の生産や再生を助けます。

 

 

また、赤血球の生産を助ける造血ビタミンでもあるなど、身体の発育に重要な栄養素の一つとなります。つまり、胎児の発育にとって大変重要な成分といえるのです。

 

 

特に妊娠初期は、脳や脊髄の元となる環状構造物が形成される時期で、活発に細胞分裂が行われます。葉酸はDNAの合成に重要な働きを持つため、もし不足していれば先天異常の可能性が高くなってしまうのです。

 

 

妊娠していない成人の場合はサプリメントを服用しなくても食事で十分な量の葉酸が取れていますが、妊娠中となるとほとんどの方が足りていません。

 

 

妊婦さんの葉酸摂取推奨量は480μgですが、この量を食事で摂るとなるとアボカドなら3個、枝豆なら93個も食べなければなりません。更に妊娠初期は880μgの摂取を推奨されており、食事だけで補うのが難しいことが分かります。

 

 

そこで飲んでおきたいのが、葉酸サプリメントです。葉酸サプリメントは、手軽に必要な量の葉酸を摂取できるため便利です。おすすめを紹介しておきます。

 

しかし、メリットはそれだけではありません。食事で摂る葉酸とサプリメントで摂る葉酸では体内での吸収率が大きく違い、食材では平均50％なのに対してサプリですと85％となります。

 

 

これは吸収率の良い合成葉酸を配合しているからであり、食材と同等の栄養素を持っていながらも、吸収率が格段に高いのです。また、葉酸が吸収され代謝されるには、葉酸の働きを助ける栄養素の摂取も重要です。

 

 

ビタミンC、B2、B6、B12や亜鉛の5つの栄養素は、葉酸の働きを支える大きな役割をもちます。葉酸サプリメントの多くは葉酸とこれらの栄養素がバランス良く配合されていることが多いため、妊娠中に必要な栄養素をまとめて摂取することができるでしょう。

 

 

ここまで、葉酸サプリメントの特徴と重要性についてご説明しました。妊娠前から出産後まで、子供の健康な発育に欠かせない葉酸。つわりなどの体調の変化が大きい妊娠中は、食事から十分な量を摂取するのは難しいでしょう。

 

 

体内への吸収率が高く、葉酸の働きを支える様々な栄養素が配合されている葉酸サプリメントなら、手軽に取り入れられます。配合されている栄養素を確認し、安全安心のサプリメントをお選びください。