EPAって何?意識して摂りたい必須脂肪酸サプリメントの働きかけ
サプリメント一つで、体のあらゆる面に効果を感じることが出来たら嬉しいですよね。青魚に含まれる栄養成分EPAは、体にいくつもの良い効果をもたらしてくれることで知られています。今回は、意識して摂りたい必須脂肪酸サプリメントEPAの働きかけについて詳しくご紹介します。
EPA(エイコサペンタエン酸)は、必須栄養素一つで魚の油に多く含まれています。近年注目を浴びる栄養素のため、ご存知の方も多いでしょう。これは若者からお年寄りまでの幅広い年齢層の方にとって有効な成分でもあります。
EPAの摂取により期待できる効果の一つに、コレステロールを抑制する働きがあります。動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などは、血中や血管のコレステロール値が高いと起こりやすい病気と言われています。
EPAはコレステロール値を下げる働きかけをするだけでなく、血液をサラサラにする働きももつため、中性脂肪を抑制したり血栓予防にも効果的といえます。
メタボや生活習慣病予備軍になってしまった方のダイエット効果も期待できるでしょう。EPAは、学習機能向上や認知機能維持にも有効な成分であるとも言われています。
脳神経を再生したり、情報伝達の潤滑油のような働きをするため、脳内で行われる情報伝達の維持に役立ちます。また、加齢やストレスで脳神経が酸化するのを防ぐ脳内抗酸化作用や、脳細胞の活性化にも有効だと言われています。
学校の勉強を頑張りたい学生や、認知症予防に取り組む高齢者におすすめしたい栄養素です。もう一つ、近年、花粉症や食物アレルギー、アトピーなど様々なアレルギー症状に悩む方が多くみられます。
これは日本人の食卓に青魚が出る機会が少なくなったことと関係があるのでは、とも言われているのです。
ある研究ではEPAを含むオメガ3脂肪酸を摂取する事で、様々な抗炎症物質が生成されることがわかっており、アレルギー疾患の新たな治療薬の開発を期待されています。
まだまだ未解明な部分が残る段階ではありますが、アレルギーに対して何らかの有効性が期待できる成分としても注目を集めているのです。
健康維持や健康増進を目指す方にとって、効果的な成分だということがお分かりいただけたでしょう。必須栄養素のEPAは体にとって重要な役割がありますが、これは体内で生成される成分ではありません。
食事からの摂取が基本となりますが、食生活の変化から現代人の多くが必要量を摂れていないといいます。そのため、EPAが配合されたサプリメントを用いるなどして、意識して摂りいれることが重要です。