サプリメントでがん予防はできるの?選び方や注意点を解説します
日本人の二人に一人がなると言われるガン。治療法が確立され生きる確率が高くなってはいますが、やはり怖い病の一つです。
気軽に飲めるサプリメントで、ガンを予防出来たらいいですよね。そこで今回は、サプリメントでガン予防できるのか、また選び方や注意点について解説します。
ガンの原因は遺伝や運動不足、喫煙など様々挙げられますが、ある調査によると最も大きな要因とされるのが食事です。偏った食事をしていると、発がん率が上がるとされています。
例えばハムやベーコンなどの加工食品は取りすぎると大腸がんのリスクが上がると言われますが、野菜の食物繊維を同時に必要量摂ることで大腸の働きを高める効果が期待できます。
これにより、発がん物質の濃度を薄め、大腸がんにかかりにくくなると言われています。このように、偏りのない食事がガン予防において重要だと考えられており、つまりリスクを分散させられるよう、バランスの良い栄養素の摂取が大切だということです。
しかし現代人の多くに栄養バランスの乱れが見られるのは確かであり、毎日の食事で完璧に揃えるのは簡単な事ではありません。そこで、食事で補いきれない栄養素を摂取するのに役立つサプリメントが有効といえるでしょう。
上記で紹介した食物繊維は野菜や海藻に多く含まれますが、一日に必要な量をとるのは難しいもの。細胞の老化を防ぐ抗酸化作用をもつビタミンやカロテロイドも同じです。
ガン予防の観点からサプリメントを摂取する場合には、自分の食生活において足りていない栄養素、頻繁に食べる食材に対してリスク分散出来る栄養素の摂取を目標にすると良いでしょう。
ただしこれはあくまでも、食事バランスを見直すことであり、直接的にがん予防に繋がるわけではありません。現段階ではがんを予防するサプリメントは無く、飲んだからといってガンにならないと断言できないのです。
免疫力を高める、抗酸化作用に優れている、細胞の活性化に繋がるといった効能をもつ有効成分を摂取できるものがたくさんあります。
しかしこれらの効能がガン予防に有効であるとはいえ、その栄養素だけを集中して摂取する事もおすすめできません。栄養素の摂取においては、偏りが無いように心掛けましょう。
ガンに効く、ガン予防に効果的と謳われている商品がたくさんあります。しかし特定の栄養素を過剰摂取するのは健康的とは言えません。
健康維持や健康な身体づくりを目指すのであれば、やはりバランスの良い食事、睡眠、運動など基本的な生活習慣を整えることが大切です。その上で、不足しがちな栄養素を補うことを目的に、サプリメントを取り入れましょう。