サプリメント研究室

 

体外に排出されるはずの便が十分に排出されず、腸内に残ってしまう状態を便秘と言います。

 

 

便秘の治療のために薬を飲むという方法もありますが、何かしらの理由で薬に頼りたくないと考える人もいるでしょう。では薬に頼りたくない時に便秘のサプリメントを飲むのは、対策として有効なのでしょうか。

 

 

便が出ない状態を世間一般では便秘と言いますが、難しい言い方をすると便秘症となります。この便秘症は食事や生活習慣によって起こるとされており、中には大腸や直腸のがんが原因とあるものもあります。

 

 

がんによって腸が塞がれてしまい、便が排出されず溜まってしまうこともあるのです。ひどい便秘がいつまでも続く場合、腸の病気を疑った方が良いかもしれません。

 

 

がんによる便秘と気付かずに腸が破裂して、死亡したり人工肛門になってしまったというケースもあります。便秘症やがんなどの病気と認められるものは、根本的に治療した方が良いでしょう。

 

 

サプリメントは健康食品であり、病気の治療を目的とした医薬品とは異なります。便秘症の治療ではなく、軽い便秘が気になる時に飲むと良いかもしれません。もしサプリメントだけで便が出るようになれば、医療機関を受診しなくても良いでしょう。

 

 

便秘の原因の一つに、食物繊維の不足があります。食物繊維には水分を吸収して便を柔らかくしたり、便の量を増やす効果があると言われています。

 

 

そのためサプリメントによって大腸の働きが活発になれば、溜まっていた便が排出されるかもしれません。食物繊維や大根やごぼうなどに含まれていますが、食生活の偏りや好き嫌いから摂ることができない人もいるでしょう。

 

 

そのような場合は食物繊維のサプリメントを飲み、不足している分を補ってください。また自律神経が乱れてしまうことで、腸の働きが悪くなる可能性もあります。

 

 

強いストレスによって自律神経が乱れることで、便秘となることもあるのです。自律神経の乱れを整えるためには、リラックス効果が期待できるGABAのサプリメントをおすすめします。

 

 

GABAはアミノ酸の一種であり、脳や脊髄に作用してリラックスさせると言われているのです。体内でも生成されるものですが、サプリメントで摂取する習慣を身につけると良いでしょう。

 

 

便秘は重大な病気の前兆かもしれません。しかし普段から便秘というわけではなく、さらに排便されない期間がそれほど長くないという人もいるでしょう。薬に頼りたくない時は、とりあえずサプリメントを試してみてください。