丈夫な体を手に入れたいならビタミンDのサプリメントが効果的
ビタミンDは様々な病気の予防効果が期待できるとして、今注目されている栄養成分です。
あまり知られていませんが、丈夫な身体を手に入れたいならば食事やサプリメントなどで積極的に摂りいれたい栄養素の一つとなっています。ビタミンDの効果やサプリメントの有効性についてご説明します。
ビタミンDが不足すると骨が弱くなる、というフレーズを最近耳にした人も多いのではないでしょうか。この通りビタミンDは骨を強くするのに効果的な栄養素であり、近年はビタミンDが欠乏しているために骨が弱くなってしまった人が多いといいます。
この栄養素は肝臓や腎臓で活性化され、腸管からカルシウムが吸収されるのを促します。カルシウムが吸収されることで血液内のカルシウム濃度が高まり、破骨細胞の働きを抑制するのに役立ちます。
これによって骨が丈夫になり、骨折の予防などに効果的だと言われているのです。つまり、骨の材料となるカルシウムが吸収されるには、ビタミンDの働きが必要不可欠であるといえるのです。
この栄養素が不足することは、骨や筋肉が弱くなることに繋がります。特に高齢者や更年期の女性は骨が脆くなる骨粗鬆症のリスクが高まっているため、積極的に摂りいれたい栄養素といえるでしょう。
ビタミンDはこの他にも、免疫機能を調節する働きもあります。体内に侵入した細菌やウイルスに対する過剰な免疫反応を抑制することで、本来必要な免疫機能の働きを促すことができるのです。
例えば風邪を引いた際に悪化して気管支炎になるのを防ぐなど、他の感染症への発症や悪化防止に関わっていることがわかっています。インフルエンザが流行しやすい冬は日照時間が短くなり、血液の中にあるビタミンDの濃度が薄くなると言われています。
そのため積極的にこの栄養素を摂取したところ、インフルエンザへの感染率が下がるという結果も発表されました。日照時間が短い冬に濃度が薄くなるのには、ビタミンDが日光によって体内で生成される特性を持つことが関係しています。
ビタミン類はそのほとんどが食品からしか摂取出来ない必須栄養素ですが、ビタミンDは例外で、80〜90%を体内で作り出すことができます。
近年ビタミンD不足気味の人が多いと言われるのには、日焼けや皮膚がん防止のために紫外線に当たらない人が増えているからとも考えられています。そのため、サプリメントを活用して不足している分を補うことが推奨されているのです。
ビタミンDは骨を強くしたり、免疫機能を調整する働きがあることがわかりました。骨を丈夫にすることで高齢者に起こりやすい骨粗鬆症リスクを防ぎ、将来的に寝たきりになったり認知症を防止することにもつながります。
免役機能を高めることは感染症の発症や悪化を抑制するのに効果的であるため、風邪やインフルエンザの重症化を避けることができるでしょう。
日光に当たると生成される特性を持ちますが、体や肌にダメージを与える紫外線は避けられる傾向にあり、それと同時にビタミンDが不足気味になっている方が増えています。食事で摂取するとともに、サプリメントで不足している分を補うことが大切です。